鶴岡市立荘内病院 - Tsuruoka Municipal Shonai Hospital

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院長挨拶

院長挨拶

aisatsu.jpg 平成から令和の時代へ。このたび、平成31年4月1日付で、第19代鶴岡市立荘内病院の院長を拝命しました鈴木聡です。どうぞよろしくお願いします。

 かつて鶴岡は、庄内藩14万石の城下町として栄えた町で、当院は大正2年(1913)に東・西田川郡の組合立の病院として当地で開院し、平成25年6月に創立100周年を迎えた歴史と伝統のある病院です。現在、鶴岡市と隣接する三川町、庄内町(人口約15万人)を主診療圏とし、酒田市、遊佐町と新潟県村上市の一部(人口約12万)を準診療圏とする広域医療圏をカバーしております。 
 平成15年に現在の病院に新築移転し、25診療科、521床を有する急性期病院で、地域医療支援病院の指定を受けています。庄内地域で唯一、山形県地域周産期母子医療センターの認定をうけ、NICU、GCUを設置して周産期医療に力を入れています。それとともに、地域がん診療連携指定病院としてがん治療成績の向上にも努力しています。また、臨床研修病院の指定を受けており、毎年10名程度の初期研修医が、指導医のもと元気に研修に励んでいます。救急患者数が多いことや多彩な疾患の患者に多く対応できることから、当院では救急診療が強くなり、総合的に判断できるバランスの良い研修医を育てることを目標としています。ちなみに、平成29年度の救急患者総数は1万6000人以上(1日平均45人)、救急車搬送患者は4300人余りで、山形県内で2番目に多く1次、2次救急と3次救急の一部を担っています。全国の研修医に当院が研修先として選んでもらえるよう、魅力ある研修環境の構築に向け整備を進めています
 一方、免震構造や屋上ヘリポートを備えた災害拠点病院でもあり、県の出動要請に応えてDMATの派遣を行っています。2011年3月の東日本大震災、2016年4月の熊本地震、そして最近では2018年9月の北海道胆振東部地震の被災地へ、メンバーである医師、看護師、薬剤師、事務職からなるチームを派遣し救援活動を行いました。その活動は被災者に勇気を与えたばかりでなく、当院職員の誇りにもなっています。
 また、緩和ケアにも力を入れています。平成20年から3年間にわたって行われた厚生労働省の戦略研究、緩和ケア普及のための地域プロジェクト(OPTIM)で、全国4地域の中から選ばれた当鶴岡市、三川町では、「庄内プロジェクト」の愛称のもと、当院と鶴岡地区医師会が中心となり緩和ケアの普及活動を行ってきました。現在も、鶴岡市、三川町の協力を得て地域緩和ケアの普及に努めています。このプロジェクトは、がん患者の在宅医療推進の面で大きな成果を上げており、「庄内モデル」として全国から注目されています。
 ICTを利用した地域連携システムでは、山形県内の広域連携をめざしたID-linkや鶴岡地区医師会のNet4Uが病診連携のツールとして大いに威力を発揮しています。特にNet4Uを活用した地域連携パスでは、脳卒中パスや大腿骨骨折パスが極めて効率的に運用されており、患者の早期退院、転院やリハビリへの活用ばかりではなく疾病管理にも重要な役割を果たしています。Net4Uは地域医療連携を進めるこの地域の宝として、地区医師会と協力しながらさらに活用の幅を広げていきたいと思っています。
 医療の進歩に伴い病院の果たすべき役割、市民から求められる病院像も年々変化してきました。当院は、地域の中核病院としてそれらのニーズや変化に的確に対応し、地域住民が安心してこの地で生活できるよう期待に応えていくつもりです。「ひとを大切に、ひとの命、そしてひとの心を大切にする荘内病院」であることをモットーとし、これからも職員一丸となって地域医療に貢献してまいります。さらに、当院の全職員が生きがいを持ち、働く幸せが感じられるような職場作りを目指していきます。庄内地域の基幹病院の一つとしてその役割を十分果たせるよう、病院長として時に慎重に、そして時に大胆に病院のかじ取りを行っていきたいと思います。よろしくお願いします。

平成31年4月

鶴岡市立荘内病院
院長 鈴木 聡

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