研修医の声

神経内科楽しいです

内科系2連続の研修の2発目の神経内科

1人医長で、かの有名な作家さんを親戚に持つ先生の元で勉強させて頂いております

神経内科の実習はまさにworking studyそのもの

「んじゃ、先に見てきて」

と、救急に派遣され自分で所見を取って自分で治療を考えさせて貰えます

勿論先生からのフォローは非常に充実しており、何を質問するにも優しく教えて頂けます

入院から退院までの一連の流れが経験できると言うのは、研修に慣れ始めた今だからこそちょうどいい負荷

学生時代大嫌いだった神経内科ではありますが、苦手意識は徐々に無くなってきましたね

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さて、学生時代t-PAと言えば時間を覚えさせられて、使いづらい条件を覚えさせられて実臨床ではどんなものなのかはわからなかったものです。

実際に使っている現場で働いてみるとt-PA治療の面白さはt-PAの特徴の中でも、「時間」に有ると気付かされます。

なるたけ迅速に治療を開始しなければ適応から外れますし、障害も残ります。

すぐに見つけ、すぐに治療する必要がある脳卒中ですが、荘内病院の脳神経チームが取り組んでいる脳卒中対策が凄いんです

救急車での搬送から治療までまったく無駄がない

まったくなんてありうるの?と思われるかもしれませんが、本当に「まったく」です

(こう書いている私も説明をして頂いたのが1か月前である為に具体的なところを忘れており、ふわっとしか言えませんが...)

理論値とも言えるt-PAまでの迅速対応の中には、たくさんの訓練されたコメディカルの方々が介在し、画像を読める技師さんが出血を見つけた瞬間にstopするなど、脳卒中に立ち向かうためのオール鶴岡の精神がひしひしと感じれます。

研修中でも発症から1時間、来院から40分でt-PAを始めた症例もありました。

・・・流石に具体的に伝わらずふわっとしすぎていてスゴサが伝わりませんよね

しかして誇るべき荘内病院の取り組みに触れることが出来ました

医師の数が少ない荘内病院だからこそなのかもしれませんが、それでいても理論値を叩きだすと言うのは全国的にも稀少なようです。

また、DPC診療の中でも病院の利益を顧みず、積極的に画像を撮りに行く姿勢もまた市民の為の病院だからこそ。DPCを知らない患者さんで画像を無駄に撮って、、、なんて勘違いされてる方もいるかもしれませんがね。

トータルで黒字になればいいから

と真に資源が必要な患者さんに資源を投じるこの姿勢こそ、医療の本質なのだと思います。

救った命、救ったADLは鶴岡経済の生産性そのもの。

患者さんを助ける為に医療で多少の赤字を出しても、その人に障害が出ず退院して普通の暮らしに戻ってくれれば、その後の人生そのものが医療によってもたらされた黒字そのもの。

ただ救うだけではない、鶴岡経済の屋台骨そのものです。

神経内科に限らず、資源として自分の人生を捧げている先生たちも数多くいるのが荘内病院。

商売下手気質あふれるここ荘内では、如何に脳卒中対策に工夫がなされていても、他に行けばもっと稼げて楽を出来る先生たちが人生をかけて診療にあたっていてもフォーカスが当たることは無いのかもしれません。

どれだけいい医療をしているのかもっとアピールすべきだと思うんですけどね...

そうすれば、もしかしたら医師の数も集まり、人生なげうって働いている先生たちも少しは楽になるのかもしれませんが

鶴岡市もっとちゃんとしろよ!!!!!

下手くそ!!!

おっと失礼、私も鶴岡市民、鶴岡市の臨時職員でした。

ということで、なかなか心揺さぶられる研修が出来ています。

1年目研修医 佐藤

2018年09月29日

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