研修医の声
徒然なるままに~その2
病棟に出て1ヶ月ほど経った頃、
私は毎朝、患者さんの採血をさせてもらっていました。
だんだん手技に慣れてきて、少し自信がついたかな?と思っていたのですが、
なんだか最近うまくいかない・・・(´・ω・`)
ここだ!と思って刺しても、全然血が採れなかったり
内出血になってしまっていたり・・・
患者さんに申し訳ないやら
数少ない自分のやれることが無くなってしまったような気がするやらで、
焦るような、虚しいような気分になっていた時期がありました。
そんなとき、自分が採血を受ける機会がありました。
採血をしてくれたのは、当院の看護師さん。
私は血管が見えづらいと言われているのですが、
駆血も強すぎず弱すぎず、刺し間違えないし、刺しても痛くないし
やっぱりベテランは違うなぁ!(☆∀☆)
なんて思っていたら。
看「先生も採血、やってますか?」
と、その看護師さんが声をかけてくれました。
私「あー・・・毎朝やらせてもらっているんですけど、
なんだかうまくいかなくて・・・」ゴニョゴニョ(´・ω・)
看「そんな時もありますよ!私もいまだにそうですし。」
それだけでも、私にとってはとても意外な感じだったのですが、
終わって去り際に
看「いっしょにがんばりましょう!」
と笑顔で言ってくれて、
一気に心があったかくなりました。
元気に「ハイっ!」と返事をしたのは、言うまでもありません(*´∀`*)
そういえば、私が駆血をしたときに、患者さんから
「今までの人生で一番痛い!」
と言われたことがありました(~_~;)
手技にしても、気持ちにしても
力みすぎていたのかもしれません。
明日もまた笑顔でがんばるぞ!(*´∀`*)
と思えたできごとでした。
2013年06月12日