研修医の声

先輩研修医からのメッセージ Part2

岡本 綾(2年次)

 容赦なく迫り来る卒業試験、または国家試験についての不安と戦いながら日々勉強に励んでいらっしゃることと思います。決して自慢にはなりませんが幾多の試験に失敗してきた私にとって、勿論明らかなエビデンスはありませんが、試験は諦めた人から落ちていくという経験的確信があります。大学や厚生労働省から不合格の三文字を突きつけられるまでは、諦めないでください。試験前日は美味しいものを食べて良く寝てください。特に国家試験は体力と胆力がものを言います。3日間試験を完遂すれば、それだけで合格の可能性は90%以上です。
 初期研修先については、病院見学はいくらしても足りず、そもそも病院見学だけでその病院の事を全て知ることはできません。研修を始めてみないと分からない実情は山ほどあるでしょう。おそらくどの病院を選んでもそれなりに満足し、それなりに後悔することと思います。
3年目以降の志望が全く決まっていない場合は、なるべく選択肢を減らさない病院を選ぶと後悔が少ないかもしれません。志望科が揺ぎ無く決定している場合は、初期研修の間は志望科以外を深く学ぶ最後の機会でもあるでしょう。冷静かつ勢いのある判断が必要となりますが、所詮は長い人生のうち2年間のことです。矛盾しているようですが、気楽な気持ちも大切です。これで人生の指向性が定まるわけではありません。
 大人になるにつれて仲間や友人を作る機会は減ってきます。初期臨床研修中は、かけがえのない一生ものの仲間や友人と出会うチャンスです。皆さんが無事国家試験を通過し、よき研修先とめぐり合い、よき出会いを得られるよう願っています。


角谷 梨花(1年次)

 私が荘内病院での研修を決めた最大のポイントは、病院の雰囲気が良いから、というものでした。
 医療に携わる者同士が、院内はもちろん、地域内においても互いに思いやり、患者について第一に考えて協力し合っているということを肌で感じられたからです。
 荘内病院は、市中病院であるため、なかなかアカデミックな経験は少ないのかもしれませんが、その代わりに、患者さん中心の医療とはどのようなものなのかを学べると思います。
 少しでも興味を持った方は、是非見学に来てみてください。そして研修先の選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

2013年09月13日

研修医

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