研修医の声

オリエンテーション~2週目まで

やっぱり酒田をライバル視、1年目の佐藤です!

荘内病院1年目第1週はオリエンテーション

病院の基本的なルールを様々な業種の方から教わったり、ベタに標準予防策を教わったり、鶴岡医師会の施設やこころの医療センターを見学したりetc...他にも色々な荘内病院で働く上で必要な知識や、鶴岡の医療の実際を学んだり、国家試験で学んだ公衆衛生チックな1週間。

また、荘内病院のオリエンテーションに特徴的なのが「看護1日体験

まる1日日勤の勤務帯で「看護師さんについて看護をしてみる」といった職場体験ですね。

朝の引き継ぎに始まり、身体所見を取ったり、浣腸、清拭の手伝い、点滴作りの手伝い、患者さんをリハビリに連れていったりetc...一通りの業務を朝から夕方まで。

清拭なんかはまさに医学生殺しと言わんがばかり、まさか清拭が体を拭くのではなく、おむつ交換だとは...

清拭の前に

看「先生浣腸していいんだっけ?」

私「医師免許あるんでできなくはないかと、まあ、やってみます!」

――――――浣腸ずるー―――――――――

看「初めてなのに上手ですね」

私「やったね嬉しい!」

なんてのんきなことやってないで、その後の処理を誰がするのか思慮をめぐらせるべきでした...

食べたら出る、入れたら出るが世の常です。

他人のそれって、異常に臭いんですね。人それぞれで臭いが違ってそこは面白かったですが...。腸内フローラのバランスとか関係してるんですかね?

しかして、おむつ交換一つにも看護師さんに脈々と受け継がれる技があるようで、それを教えてもらう度に感動していました。この1週間でダントツで清拭が面白かったですね。

第2週からは各科に配属されます。患者さんを振られ、診察してカルテを書いたり、オーダーを出したり、採血、ルート、血ガス、CV介助に加え、先生に教えて貰いながら外来エコーetc...初週から「っぽい」ですよね。

主治医欄に名前を併記して頂いた為に、ICUからの電話を受けるも「すみません、上の先生に...」としか言えず、その度に電話越しから聞こえる「はぁっ...」と聞こえる溜息に心を痛めながらも、分からなかったことを先生に質問します。

具体的には、荘内病院で一般病棟にあげる基準は何なのか、安静度の階層と、この科ではどういった状態の人をどういった安静度にするのか、学生の時に見向きをしなかった実務的な内容。

1年目で知ってる方がスゴイですよ。。

しかし、国家試験を終えある程度知識がある状態で見ていくと、入院時からの実務的な手続きの一つ一つの意味も分かるもので面白いです。お蔭で国家試験直前期より勉強時間が増えました笑

研修医が少ないだけあって、臨床的に大事な患者さんを優先的に当てて貰えますし、自分が興味を持った症例に必ず携わることが出来るというのはこれでもかという位にモチベーションが上がりますね。

加えて、学生時代とは異なり医師でありますから、させて貰える手技や検査も多く、先生がつきっきりで指導してくれる為に1日1つは新しいことが出来るようになります。

もう一人の一年目のFくんは、あまり手技をやらせてもらえない大学だったのもあり、自ら志願して看護師さんの朝の採血に混ざり腕を磨いています。看護師さんも優しく、鍛練する様子を生温かい目で見守ってくれるそうで、心強いですね。

また、2週目ラストになって初めて新米ナースと共に採血研修を受けました。

教えてくれるのは(ベテラン)ナース、教わるのも(新米)ナース、そこに研修医2人が混ざって、、とアウェイ感?思いきや、溶け込んでいたのはむしろ私達二人でした笑

2人とも「なんで?」「どうして?」「その意味は?」が自然と出ちゃうタイプですから、(無駄に)いろんなことを教えて貰いました。

おばちゃんナースは愛想が良く、どんなくだらない質問にも答えを出してくれますから、納得いくまで付き合っていただきました。

こんな感じで、色んな人に色んなことを教えて頂き、日に日に出来る事が増えて楽しい毎日です。

来週はどんなことができるようになるのでしょうか、楽しみです!

2018年04月14日

研修医

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