研修医の声
ジョンソンエンドジョンソン
先日福島は須賀川の、ジョンソンエンドジョンソンインスティチュートにてウェットラボの外科トレーニングをしてきました。
外科坂本先生からのお誘いで、私と1年目のI、S、手術室の看護師さん2人の合計6人で。
5/11と5/12の2日がかりでした。
去年も山大の外科の先生にお声掛け頂いたのですが、忙しくて断念。なんならどういったものなのかもよくわからずでしたから、モチベーションの上げ方も分からず。とりあえずは今年も行けるチャンスがあるならば行ってみようということでの参加でした。
初日はモノポーラ、バイポーラなど医療器具の使い方や機能、原理の説明を受けた後にドライラボ
一発数万するはずの器具を連発、流石太っ腹...ふぁいあー連呼してきました
その後は郡山に場所を移し、夜の街へ
皆で焼き肉、ホルモンが有名なお店で皆が大ジョッキを片手にホルモンを食らいました
その後は適当に入った日本料理のお店へ
酒盗のみ頼んで福島の地酒を堪能しました
福島良いですね
香りが立つお酒が多く、イメージとしては舌の奥で響くようなお酒が多かったですね
鶴岡の地酒は舌の手前~真ん中で響くようなお酒が多いよう思いますが、他の表現をするならば何がいいのか。。。
〆はとんこつ醤油ラーメン、腹くじ~でした
翌日は朝9時から夕方4時まで、ゴリゴリでした
生きてるブタさんを使っての実習です。実際に気管挿管され、全身麻酔をされている豚さんです。
輸液も人間ばりのスピードで落とされており、お腹にある外尿道口から実習中にもおしっこの臭いがするなど確かに生きているのを実感します。
ヒトとブタの違いだからこうしていますが、大戦中ではこれが違う人種であり身分が下であるからとヒトの研究の為にヒトが用いられていた時代もあったことを考えればブタの命がヒトの命であった可能性もあったわけで。
尊い命を頂いて実習させて頂き、身が引き締まります。
普段は食べ物としてしか見たことが無い臓器も、生体として血が通えばそれはヒトのものと遜色ありません。
解剖がヒトと近しいといっても、やっぱりブタはブタで異なります。なかなか見ていても難しいものです。
それに豚足あり、ヒヅメありですからね。
さて、実際どういった実習だったか。午前中は腹腔鏡下胆嚢摘出、午後は腹腔鏡下大腸切除、どれも良くある腹部の内視鏡手術です。
普段は見ているだけで良くわからなかった手術でしたが、実際にやってみると全く違います。よく、よくわかります。
何を目的に何を行うのか、どの手技が難しくて、その手技の為にどんな手技をするのか、全てロジックでした。
カメラワークも1手先を見据えて、位置関係を全て理解した上でアシストしていかないと難しい。
山大の実習だと1回はカメラ持ちをさせて頂いていたのでそのむずかしさと、ダメなカメラワークも嫌というほど教えてもらっていたのもあり、先生のカメラワークを注目して手術に入ることが多かったですが、今回研修医同士でカメラを動かして如何に自分たちが下手くそなのか痛感させられましたね。
やっぱり考えながら、先手先手でカメラを動かさないとダメです。
加えて手技の一つ一つも実際にやってみると難しい。実際のヒトであれば血管一つを傷つけてしまえば終了の瞬間もあるわけです。
何をするにも難しい。
今回自分でやってみる機会を得たことで、今後外科の手術に入るモチベーションが皆上がりましたね。
目線をただ見ているだけでなくて、何を目的にやっているのか考察することで見方、見え方が大きく変わるよう思います。そうすればより面白く外科研修が出来そうです。
かくして、一通りのデバイスを用いて実習を終え、最後に皆でぱしゃり。
社員さん「いいですか、みなさん。エーシェロン」
みんな「うぃーん」
流石にしっかり推してきますね
楽しくべんきょうできました
帰りは米沢の道の駅で美味しくご飯を食べました!めちゃくちゃいいですね
毎年恒例イベントになって、みんな外科に興味を持つようになればいいなぁと思います!
2年目研修医 佐藤
2019年05月23日