研修医の声
ここセンにいってます
どうも、こころの医療センター二年目研修医の佐藤です
転籍はしていません、一か月だけの期間限定の出張?です
ええ、荘内病院の研修の特徴として研修科として精神科必修かつこころの医療センターへの出張があります
前年度「鬼神」の愛称で荘内病院に旋風を起こした、金ちゃん先生もまた、この制度に魅力を感じ当院での研修を選びました
気付けば、荘内病院とこころの医療センターであれば同じくらいの期間彼はいたのではないでしょうか
鬼神の愛した病院、と二つ名がつけられるここセン
いかなるところか?
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ここセンは荘内病院からおおよそ車で10分
すなはち医師公舎から車で12分ほど
普段は車通勤をしない私は、社会人になって初めての車通勤
・・・これだと語弊がありますね
雨が降っていたり、寝坊してしまったときは医師公舎~荘内病院までよく車で通勤、いや、二日酔いの日と少しやせたいと焦った日以外は車で通勤している私は、いつもより長い距離の車通勤をすることとなりました
ここセンの方は思いのほかあんまりいかない...わけでもなく、だいすきなラーメン屋「太麺屋」「香味屋」であったり、「CoCo壱」であったり、みかじゃ、に行くときによくとおるルートで見慣れた道
ただ、ここセンの場所を気にしたことはあまりなかったので、ヤマダ電機の向かい側の表示を見て、「え、ここ!?」と少し意外だったり
やっぱり建物綺麗ですよね
はてさて、かくして辿り着いたここセン
表口から堂々入場、山大からのたすき掛けで同じく七月一日から勤務の大学時代の同期と再会、心強いですね
指導医の先生が決まり、担当患者さんが三人に
カードキーと、病棟マスターキーを渡され、迷路に迷い込む
各病棟間の階段は扉で隠されており、病棟に入るにもカードキーがなければ入れない
しまいにはスタッフルームと病棟の間にも鍵付きの扉があり、出入りの度ごとに鍵の開け閉めをしなければいけない
何ともネコさんにはつらい仕様だ
付け加えれば、各病棟ごとでセキュリティが異なっており、解放階、厳重階があり、そこそこで鍵を開けようとしたら自動ドアで勝手にあいてびっくりするなど面くらうこともしばしば
厳重であればあるほど、病状が重い患者さんもいるようで、突如鳴り響く奇声や汚い言葉に、さすがの私も肝が冷える
そうして悟るんですよ、
「ああ、これが精神科の患者さんか」って
学生時代は躁鬱病のうつ状態の人としか接してないし、それでもよくなる兆しがある人で、一緒にお散歩して看護師さんに「ほれうらやましい。彼氏連れて」なんて、和やかな雰囲気のまま終わることが出来たのだが、どうも精神科の中でもハイパーかつ華々しい疾患を扱っているのがここセンのようで、一筋縄ではいかなそう
私のメンタルがつぶれるのが先か、患者さんがよくなるのが先か...
ジャブを打たれて心に響いてしまった私
それを打ち消すように響くは私のお腹
「先生方っていつもおひるどうしてますか?」
「売店でカップ麺を食べるか、弁当を取るか、出前を取るか、食堂か、それか12-13時で外に出るか」
外にでてええんか!?
もはや気分は丸の内OL、「今日はどこでおしゃれなランチをば~」なんてしていいのか
でもそれはいつもの暮らしじゃない
やっぱり食堂、おいしいご飯が待っている!
早速いってみました!
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夏になり、ぴったりのメニュー、ごま冷やし中華がありました
早速それの大盛りを!
店員さん「ほんとうにいいの?うちの冷やし中華、普通盛りでも大盛りだから。量すげぐなるよ」
ぐぬぬ...そこまで言われると私はたじろぐ
「じゃあ普通で!」
それだけ多いなら楽しみ
だから、売店で高菜明太子おにぎり大を買って、出来上がるのを待っていました
「おまちどう」
そう出てきた冷やし中華は噂にたがわぬ大盛り...ではなく普通盛り
「え、これで?」
はて、私は感覚麻痺をしていた模様
荘内病院の食堂の感覚で言えば、荘内病院の普通盛りは普通のお店の大盛りでしたから
私の中の普通盛りは、ここセンの食堂でいう大盛り
じゃあ、ここセンの食堂でいう大盛りって...?これが難解、理解不能です
麺も業者の麺でしたが、、、、荘内病院食堂の麺の方が断然分厚くてコシがあっておいしい
やっぱりほこらほこら食堂、強い
「荘内病院と比べちゃだめだよ」
そんな話を先生にしてみたら、上の言葉が
そりゃそうですよね、、、あれだけボリューミーですもん
笑えたので、十分満足
次から何を食べようかしら
そんなこんなでここセンの日常でした
こころの医療センター二年目研修医 佐藤
2019年07月07日