研修医の声
ワインとマラソン
研修医の北村と申します。趣味はマラソンとワインを飲むことです。
世界最高峰のワインを飲みながらフルマラソンを走るというユニークなフランスボルドーのマラソン大会があります。前々から気になっていたその大会に、先日3泊5日の強行スケジュールでしたが参加してきたので、大会の様子をお伝えしたいと思います。
なんといっても、このマラソンの特徴は20か所のワイナリーを巡り、そこで出されるワインを飲みながら走るという点です。給水ならぬ給ワイン。そこでは、バナナ、生ハム、クロワッサンなども振る舞われます。そんな給ワインへの高まる気持ちを抑えつつスタートし、まず4km地点で最初のワイナリーで給ワイン。ブドウ畑の中で飲むワインは想像以上に美味しいものでした。
しかし、調子にのってその後も、2km感覚で現れるワイナリーで大量補給し続けた結果、21km付近ではかなり出来上がった状態となり、30kmを過ぎると、もはや真っ直ぐ走ることは困難となりゴールに向けて歩くのが精一杯となりました。
38km地点からはフルコースが提供され、38kmでは生牡蠣と白ワイン、39kmではミディアムレアのステーキ、40kmではチーズとハム、41kmではアイスクリームが振る舞われたのでした。
全て手づかみでしたが、味はなかなかのものでした。アイスクリームを食べ終わる頃にはゴールが見え、なんとか完走できました。完走賞として、メダルとワイン1本を受け取った頃には、スタートから6時間30分も経過し、日も暮れ始めていました
今までのフルマラソンの中で、最も遅いタイムでしたがその分、長い間ワインを味わえて楽しい大会でした庄内地区でも、日本酒を飲み、だだちゃ豆、岩牡蠣、庄内メロンなど、美味しいものを食べながら走る、マラソン大会が開催されればいいな、と密かに思っています。
2015年12月08日