研修医の声
先生と呼び慣れて
「先生と呼ばないで」
テーマでかつてにも書いたことがあった気が
<<↑バカ話ですね>>
非医療者目線で言えば、「ほら、あの若いの、先生って呼ばれて調子乗ってんじゃない」なんて声も聞こえてくるような
しかたない、あえていってやろうじゃないのよ
「先生と呼ばれた方が楽」
ですわ
馬鹿話ではありますが、医者に対して他に何の言い方があるだろう
全く他人の所見の方として、「○○さん」と呼んでみようか
私であればそう呼ばれれば普通に感じます、むしろ名前で呼ばれる方が新鮮ですから
もしくはどうだろう、SG先生みたいに「○○医師」と呼んでみるのは
こっちのがむしろ恥ずかしい
医師だなんてもう・・・・恥ずかしい、照れちゃいます。ろくに一人で出来ないのに
では何がいいでしょう
他に先生と呼ばれる職種を考えてみれば、小中高の先生、塾の先生、習字の先生、生け花の先生、ピアノの先生、自動車学校の先生、STさん(嚥下の先生)、PTさん(リハビリの先生)、栄養士さん(栄養の先生)、歯医者、医者...
あれれ、何やら気付いてきましたね
先生って別に医者に限らず、色んな仕事に対して使うんですよ
更に言えば、何かを教えてくれる人、自分よりも知識を持つ尊敬できる人に対して先生と呼ぶことが多い
「われ以外皆わが師」
なんて素敵な言葉あるように、他人は皆先生です
日々他人と接していれば、それは全て学びの場であり、学習の時間ですからね
となれば先生って言葉は、日常的に自然と出てくる方が正しい学びの姿勢のように思えます
かくいう私も日々、先生につき、学びに従事しているわけで、「先生、先生」と毎日尻尾を振って先生に付いて回るわけです
知識というエサで「ワン」と吠えることもあれば、焼き鳥で「こけっこー」と鳴くこともあり、お酒で「うえぇーい、あざす」となくことも
やっぱり、みんな「先生」なんですよ
上の先生を先生と呼び慣れてくると、日常会話でも研修医同士で「先生」と半分煽り気味で言うことも出てきてしまいます
更にはふと、ハッとするようなことを言われれば誰に対しても「先生...!!!」と出てしまう
学生さんも「先生!」、看護師さんにも「先生!!!!」、秘書さんにも「せんせー!!」、いとこ8歳にも「しぇんしぇー(笑)」、バーゲンセールも甚だしい
ただただ、呼び慣れて、呼ばれ慣れてしまっていますからね
もし「先生」って言葉が無くなってしまったらどうしよう...その時が怖いです
下の名前が「か」行ですから、ドクターKと呼ばれてしまうかも
となれば比較されるのは、かの有名漫画スーパードクターKですか
流石にあれほどの武闘派じゃないですし、患者さんをぶん殴ったりもできませんし、謎の国際組織と戦ったりもできません
いくら頑張ってもハードル高いとかそんな次元じゃないですから
やっぱり大事です、先生
われ以外皆わが師
の精神で、皆にリスペクトしながら今後も「先生」と呼んでいきたいですね、はい
先生!!!、ここまで読んで頂きありがとうございます!!!
2年目研修医 佐藤
2019年06月09日