救急のご案内
救急センターを受診される方へ
できるだけ「通常の診療時間内の受診」をお願いいたします。
夜間や休日の急病時にどのように対処したらいいか、救急車を呼ぶべきかなど判断に迷った場合は、専門的な知識と経験を有する看護師への電話相談を利用することができます。
相談時間:午後6時から翌朝8時
対 象:山形県内在住の方
小児救急電話相談(15歳未満) | #8000 |
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大人の救急電話相談(15歳以上) | #7119 |
※この電話相談は、診療行為、医療行為ではなく、電話でのアドバイスにより、相談者の判断の参考としていただくものですので、あらかじめご理解のうえ利用願います。
詳細はこちら(山形県のホームページ)をご確認ください。
発熱やかぜ症状(有症状)、陽性者との接触履歴のある方については、必ず電話連絡(TEL:0235-26-5111)のうえ、受診希望の旨お伝えください。
救急診療について
当院の救急センターは、救急告示病院として、365日、24時間体制で救急診療にあたっています。受診される際は下記についてご了承願います。
- 緊急治療を要する患者さんを優先しますので、受付順にかかわらず待ち時間が長くなることがあります。
- 夜間および休日においては、当番医師による応急的処置となることがあるため、後日専門医の診察を受けていただく場合があります。
- 「平日の日中は忙しいから」「待たなくて済みそう」などの理由で緊急性のない方が多く受診されると、一刻を争う命に関わる重症患者の治療ができなくなります。急な症状ではない場合は、平日の日中にかかりつけ医を受診していただくようお願いいたします。
救急センターを受診する際のお願い
- 診察券、保険証、お薬手帳、(お持ちの方は母子手帳)をご持参ください。
- お持ちの方は携帯電話の持参をお願いいたします。車内待機中に当院からご連絡を差し上げる場合がございます。
- 必ずマスクを着用のうえご来院ください。
- 診察、検査の結果次第では入院となる可能性も考えられますので、ご家族が運転する車に同乗してお越しいただき、付き添われるご家族にも待機をお願いいたします。大変恐縮ですが、付き添いは1人のみで、複数での付き添いはご遠慮願います。
出入り口について
東口玄関から救急センターへおいでください。
※発熱やかぜ症状(有症状)、陽性者との接触履歴のある方については、電話でご連絡いただいた際に出入り口について指示させていただきます。
時間外診療加算料について
平成24年4月1日から「時間外診療加算料」を導入しました。平日の夜間および休日に救急受診された方で、軽症で緊急性のない方からいただくもので、診察の結果、以下の基準に該当しない場合は、時間外診療加算料3,300円をご負担いただきます。非紹介患者初診加算料7,000円(歯科は5,000円)をいただく場合は、全額(3,300円)免除となります。
時間外診療加算料について、詳しくはこちらをご覧ください。
加算料をいただかない場合の基準
- 緊急・重篤な疾患で入院される方
- 紹介状に緊急受診の必要があると明記されている方
- 緊急の処置が必要な方
- 当院の医師の指示で救急受診された方
医療機関を受診する際のお願い
- 「かかりつけ医」を持ちましょう。
- できるだけ「通常の診療時間内」に受診しましょう。
- 休日や夜間で比較的症状の軽い場合は、「休日夜間診療所」を受診しましょう。
※休日夜間診療所を受診して、入院や手術の必要な場合は、直ちに当院等と連携して診療を受けられますので、ご安心ください。
鶴岡市休日夜間診療所のご案内
- 所在地
- 鶴岡市泉町5-30(鶴岡市総合保健福祉センターにこふる内)
GoogleMapsで見る - 代表電話
- 0235-23-5678
開所日 | 診療科 | 診療時間 |
---|---|---|
(1)日曜日、祝日(振替休日含む) | 内科、小児科、外科 | 9:00~12:00 |
内科、小児科、外科 | 18:00~21:00 | |
(2)上記以外の月曜日と土曜日 | 内科、小児科、外科 | 19:00~21:30 |
※(1)の午前は、小児科医が常駐しています。
開所日 | 診療科 | 診療時間 |
---|---|---|
(1)日曜日、祝日(振替休日含む)、 年末年始(12月31日~1月3日) |
内科、小児科、外科 | 9:00~12:00 |
内科、小児科、外科 | 13:30~17:00 | |
内科、小児科、外科 | 18:00~21:00 | |
(2)上記以外の月曜日~土曜日 | 内科、小児科、外科 | 19:00~21:30 |
※(1)の午前は、小児科医が常駐しています。
荘内病院における救急診療の状況
荘内病院の救急外来の患者数は、令和4年度は19,687人、一日平均約54人で、このうち夜間・休日の患者数は11,315人でした。救急告示病院である荘内病院の救急外来は、重症患者さんの診療を担う役割を持っていますが、救急外来の患者さんのうち約64%の方は、入院の必要がない軽症な方です。軽症の方の救急受診は、医師の勤務状況にも影響します。平日夜間の救急受診は、医師が宿直をして対応しておりますが、救急搬送や救急外来が絶え間なく続くこ とで、十分な仮眠を取れないまま、翌日の勤務を行う状況となっています。また、休日の日中・夜間も同様に救急患者さんの対応に追われています。
今後も当院が重症患者さんへ十分な専門診療を継続するためには、軽症な患者さんの受診を少なくし、医師の負担を軽減して、重症な患者さんの診療に専念できるようにすることが必要です。
「時間外診療加算料」導入の背景
全国的に、救急医療などの時間外診療による激務等によって、医師の負担が増加することなどが原因で、医師が病院を離れ、閉院や地域の医療崩壊を招くケースが多く見られます。
本市では、鶴岡地区医師会の協力によって、平成22年10月に休日夜間診療所の診療時間を拡大し、当院の医師の負担を軽減する措置を講じてきました。しかし、当院における夜間・休日の救急診療は当初想定したほどは減少せず、医師の過重労働を招くととも に、本来必要な重症患者さんの診療に支障をきたす事態となっておりました。
当院では、これらのことを背景に、医師離れを防ぎ、市民と地域の医療を守るため、平成24年4月1日に「時間外診療加算料」を導入しました。
当院は、地域の基幹病院として「かかりつけ医」や「休日夜間診療所」と連携して、地域の医療を支えていくとともに、手術や入院などを必要とする重症な患者さんの診療と、災害医療を含む救急医療を提供するという役割を果たしてまいりますので、「時間外診療加算料」について、皆さんのご理解をお願いいたします。